5疾病5事業

2011年07月09日

これまで医療法第30条の4第2項に、4疾病5事業の規定がありました。4疾病5事業については、『医療計画に明示し、医療連携体制を構築』となっています。
がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病がこれまで4疾患だったのですが、精神疾患が加わって、5疾患となることが正式に決定されました。
この件については、若干の不安があるので、日本精神科病院協会の代議員会でも執行部に対して質問しました。
診療科としての精神科は、これまで厚労省の中で、他の診療科が『医療』の管轄であるのに精神科だけが『障害福祉』の管轄で、何かやりきれなかったのですが、これで、他の診療科の医療と同等の位置になるのなら、そのことはgoodです。
しかし精神科には、守らなければいけない、『健常者に比べて生きていくことが少し難しい患者さんたち』がいるのです。問題は、これから都道府県で策定されるという『地域医療計画』です。
帳尻あわせでなく、障害や疾患を持っている患者さんが、今より幸せになる計画になるように、しっかり見張っていく必要があります。他の4疾患のように、『医療難民〜介護難民を作ってはいけません。今よりも患者さんが不幸になる計画であれば、闘っていくしかないと決意を新たにしています。

松尾典夫

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組織のトップ

2011年07月08日

今、日本政府のトップについて、いろいろの議論が起こっています。トップの責任の取り方について、私も考えさせられています。
ところで、某プロスポーツチームの会長が、今期の成績不振を問題にし、「誰が、どうしてこんなにしたのか。ちゃんと解明する」と発言したそうです。億万長者が、自分のポケットマネーでチームを持っているならともかく、企業のトップが言うことでしょうか。
まず、企業のトップとして、自らの企業運営がうまくいかなかった責任についてファンにお詫びした上で、原因究明・再発防止を約束するのが本当ではないでしょうか。
これではそのチームが強くなるはずがありません。私も同じようなことをしていないかなあ・・・、気をつけようと思っています。

松尾典夫

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第450回北九州精神科集談会

2011年06月15日

2011年6月7日、第450回北九州精神科集談会がありました。450回という歴史に感銘を受けます。
北九州精神科集談会が始まった頃は、北九州地区に大学医学部がなく、新幹線も高速道路もなかった時代、一番近かった九大医学部に行くのも、かなり時間を要していた時代でした。さらに精神科医も少なくて、どの病院も1〜2名の医師で診療していた時代でした。そういう状況の中、各病院の先生方が、各病院を回ってそこの患者さんをみんなで診ようということで始まった会だと聞いています。
現在では北九州市医師会精神科医会が主催して、日本全国の優れた先生を特別講演にお招きして、みんなで勉強する会となっています。世話人として実務を取り仕切っていただいている K先生には頭が下がります。特別講演をしていただく先生は、産業医大教授の中村先生からご紹介を受けています。第450回は、埼玉医大国際医療センター精神腫瘍科の大西秀樹先生でした。とても勉強になりました。
集談会には特別講演の前座として、一般講演があります。いつもは若くて活きのよい先生が発表するのですが、今回は年配の私が前座としてお話しました。ちょうど450回という区切りの会に当たってしまい、パワーポイントに悪戦苦闘しながら、何とか終わりました。ほっとしています。

松尾典夫

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