しかしこの理論は少なくともこれまでの私自身には当てはまっていました。どんなにハードで休めない状況が続いたからといって、気合が入っていたり緊張していたらカゼをひくことはありませんでした。逆に、何かが終わって緊張の糸が途切れたときや比較的ゆとりがあるときなどに、これまで私はカゼをひいていました。今回のカゼは、自分で振り返ってみて、いつもと変わりない状況で、特別気のユルミがあった様にも思えません。自分自身で「不思議」な感じです。その上に咳だけ長引いていて、トシをとってしまったのかなと感じています。
もうひとつ今回のカゼで不思議だったのは、『私から家族にうつった』という事です。これまでは、家族のカゼが私にうつるという事はなく、私がカゼをひいても家族にうつるという事はあまりありませんでした。カミサンヘ・・・うつしてごめんなさい。ちなみにこれまで、私以外の家族から家族へは、普通にカゼがうつっていました。
カゼをひいてみて、患者さんたちの優しさ、思いやりを感じています。心配してくれたり、優しい声をかけてくださったり、ありがたいことです。これまで以上に一生懸命に診療し、患者さんを支えなければ・・・ と、思いを新たにしました。インフルエンザは下火になってきたようですが、スギ花粉症の時期です。皆さんも体調には十分気をつけられてください。
1月の病院の実績です。外来には20名の新患の方が受診され、そのうち、まったく初めて当院を受診された方は15名でした。入院は25名、退院は24名でした。もう少し世の中のお役に立てれば良いのにと思っています。
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