障害者自立支援法の見直し

2009年03月22日

folder.gif 自立支援法の抜本的な見直しですが、『介護保険との整合性を考慮した仕組みを解消』し、『障害者福祉の原点』に立ち返り、『障害者の自立生活に必要十分なサービス』が提供されると言う考え方にたって、『給付のありかたを抜本的に見直す』そうです。

 そもそも高齢化社会に対応するため作った制度を、そのまま障害者施策に持ち込むというデタラメな話がまかり通っていた、それを改めると言うことです。ようやく行政も当たり前のことに気がついたようです。

 でも具体的にどうなるのか、『期待を裏切る厚労省』のことですから・・・。でも、本当は「今度こそはきっと厚労省は」といつもひそかに期待しているのです。1回くらいは期待を裏切らないことがあってほしいものです。

 精神障害者が社会で幸せに暮らすには、もちろん衣食住などの生活障害がある場合、施設などの箱物や生活のサポートも重要です。しかし一番改善しないといけないのは、障害者の権利擁護、中でも、社会の偏見をなくすことが必要だと私は感じています。周りの社会に、病気や障害に対する理解がなく、偏見がある社会で暮らすことは、とても厳しいことだと思うのですが・・・

 いったいどんな見直しになるのでしょうか



2月の病院の実績ですが、入院が27名、退院が23名でした。外来にまったく初めて受診した新患の方は19名、そのほかに再来新患が4名でした。



松尾典夫




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気候は暖かくなりました

2009年03月20日

イメージ画像_素材_青空_aozora.jpg

気温は暖かくなってきました。・・・が、この国の景気はどうなっているのでしょう。超一流といわれた企業が、時間短縮(週3日出勤)で従業員給与を削減しています。更に、これまで就業規則で禁止していた副業を認めるというから驚きです。はやりの『ワークシェアリング』ということなのでしょうか。

外来の患者さんでも、一流企業に勤めているのに「残業がなくなって給与が減って困っている」といわれる方が居られます。「お金がない」という理由で病気の人や症状のある人が受診出来なくなる、いわゆる『受診抑制』が起こっているようです。お金が払えないから受診せずに、いよいよ病気が悪化してから医療機関を受診すると、病気も治りにくく、逆にお金がかかりすぎると言うことも起こってきます。「お金がないから1日3回の薬を2回に減らして飲んでいます」と言う患者さんが居られるのですが、病気が悪化して入院になったらどうしよう、と考えてしまいます。

その一方で、受診しながら医療費の支払いをしようとしない人たちが増えているようです。払えないのならともかく、中にはまったくお金がないわけでもないのに、支払おうとしない方も居られるようです。精神科病院だけでなく、いろいろな病院で『未収金問題』による病院収支の悪化・・・赤字になってしまうことが問題になっています。

そもそも精神科病院は、診療報酬が低く設定されています。日本精神科病院協会の調査の結果、東京だけかと思っていたら地方でも、人件費の支出だけで病院の収入の70%を超えている病院が増えていて、そうなってくると、どう経営努力をしても赤字になってしまうということです。

『理想とする医療』をすると病院がつぶれてしまう世の中です。今後も『実現可能な目標とする医療、上質な精神科医療』を行っていきたいと思っています。


松尾典夫

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