愚民政策

2009年11月26日

皆さん、『愚民政策』ってご存知ですか。
 国民に、高度な教育を受ける機会を与えないようにする。すると、為政者に批判も反発もすることが出来ない、ただ命令〜政策に従う国民ばかりになる。為政者(政府)にしたら、したい放題できる世の中になるわけです。そういう政策を愚民政策といいます。
 日本は、国土が狭い上に資源にも恵まれず(・・・正確には地球上全体から見れば、程よい降雨には恵まれてはいるのですが)、日本列島にはこれといった資源はありません。ですから、わが国には『人』しか資源がない。広く国民に高い教育を与えて、有能な人間を数多く作って生産性を上げて、国際社会の中での地位を保つことが出来たと思います。自民党政権も『ゆとり教育』という、結果的に誤った愚民政策を行いました。さらに、○教○にも日本の教育水準が下がった責任の一端がなかったとはいえないような気がするのですが・・・
 今度の政権の『事業仕分け』を聞いて、開いた口がふさがりません。高校までの子供、およびその親に手厚くして、それ以上の高等教育を受けようという人およびその親には『税』という形での負担増になるようです。確かに、世界一のスーパーコンピュータが直接国民の生活に役に立つことはないと思います。スパコンだけでなく、医学領域も含めて、そういう基礎的な研究を続けていないと、日本の科学技術力そのものが低下して、日本にとって、取り返しがつかないことになるに違いないと私は心配しています。今国にお金がないからといって、やっていいことと悪いことがあると思うのです。
 医療に関してもどういう制度にしたら、一番国民の健康を守れるのかという視点が欠如しているように思います。ギリギリの医療費の中で現在の世界一の費用対効果を実現している日本の医療機関を、現在国にお金がないからといって、崩壊させてしまっては取り返しがつかないことになると心配しています。公立病院のは、医師以外の人件費が高額で赤字になって当たり前という状況になっています。民間医療機関の職員に比べてはるかに高額な公立病院職員の給料を維持するために、熱心に取り組んでいる他の医療機関の診療報酬を削ってそちらにまわす、なんてことになるのではないかと、本当に心配しています。

松尾典夫
 




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家族懇談会

11月20日(金曜日)、入院中患者さんのご家族を招いての『第25回家族懇談会』を行いました。
 私はご挨拶と、それから、ご家族相手のお話(講演)。私を含む医師は、前もって希望のあったご家族との面談を行いました。
 私の話は、『今後の入院生活について』というテーマでのお話しました。
@精神科医療の直面している問題、今後〜流れについいてお話ししました。当院にも、家族の援助なしに退院した方が居られることを示し、『すべて家族が』という形でなく、患者さんが単身で社会で生活する時代が来つつあるというお話をしました。
A入院中の方は、徐々に高齢化してきており、転倒事故や食事による窒息など、病院がいくら注意していても避けられない不幸な出来事が起こりうることをお話しました。
 更に、金曜の午後は、月に一回『ふれあいレク』という活動を各病棟で行っているので、実際にご家族に参加または見学していただきました。病棟の活動に実際に入っていただき、患者さんたちが日ごろ病棟でどんな表情でどんな風にすごされているのか・・・、ご家族も関心があったようです。
 参加していただいたご家族に有意義だったと思って帰っていただけたら幸いなのですが・・・

しばらく忘れていました。8、9、10月の診療実績です。
外来の新患(うち再来新患)は8月が37(7)名、9月が29(8)名、10月が30(6)名でした。入院は8月が17名、9月が18名、10月が24名でした。退院は8月が19名、9月が18名、10月が32名でした。
8月・9月は本当に満床・満床でご迷惑をおかけしました。

松尾典夫

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