今年もよろしくお願いします

2013年01月03日

しばらくブログをお休みしていました。申し訳ありません。その間に、世の中で、いろんなことが起こりました。ロンドン五輪や、政権交代や選挙(日本だけでなく、米国・中国・韓国でも)や、了解不能なミサイル発射などなど、いろんなことが起こっています。私にとって昨年は良いとは言えない一年でした。昨年1月に父が、5月に母が亡くなりました。それに加えて私自身が左アキレス腱付着部周囲炎になって、一時的に松葉杖や車いすを使用したり、左の肩を強く打って、肩が全く上がらなくなったり、まあ、とんでもない一年でした。昨年は今後の精神科医療にとって、大きく動き出した一年でした。まだ具体的に始まったものは現時点ではないのですが、いろいろな計画が立てられつつあります。@『精神疾患』がそれまでの厚労省の『医療計画』に組み入れられ、4疾病5事業に精神疾患が加わり5疾病5事業となったことです。精神疾患以外の4疾病というのは、がん・糖尿病・脳血管障害・急性心筋梗塞です。要するに4疾病というのは死亡する率が高い疾患に対する医療計画だったのですが、その中に、精神疾患というひとくくりで入ったということです。精神疾患の中には、統合失調症、感情病(躁うつ病やうつ病など)、認知症、その他神経症や様々な疾患があるわけです。今のところさしあたり自殺とうつ病の問題、認知症の問題、精神科救急の問題が大きく取り上げられるようです。A精神保健福祉法の改正が行われるに当たり、非自発的入院(具体的には医療保護入院)についての検討・見直しがされています。精神保健福祉法で言う保護者の義務が重すぎるという議論は以前からあったのですが、どうなるのでしょう。自分で心の病気だと認識できない人にも十分な医療を提供できるのかどうかという問題です。Bさらに「精神医療の質と向上」の件です。これまでの低医療費政策を見直そうというのはよいことですが、入院3か月以内の患者、1年以内の患者、重度かつ慢性の患者と「社会的入院」の患者に分け、手厚い医療にしようということらしいです。それはよいことなのですが、医師の地域による偏在や診療科による偏在、若い先生方の開業志向を考えたとき、地域によっては精神医療が持つのかという懸念もあります。これからいろいろ変わっていくのでしょうが、心の病気を患われた方・その家族にとって、十分な医療を得て、暮らしやすく、生きて行きやすくなることを願っています。一番の問題は社会の病気に対する偏見なのですが、これまでも、今度も、そこの話はサラッとしか触れられていないことも問題だと思います。最後に今年も松尾病院は、自らのできる範囲で上質な精神科医療を提供し、地域に役立ちたいと考えています。今年はどんな一年になるのでしょうか。松尾典夫




病院 北九州市小倉南区の精神科・内科:松尾病院のホームページ
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