気候は暖かくなりました

2009年03月20日

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気温は暖かくなってきました。・・・が、この国の景気はどうなっているのでしょう。超一流といわれた企業が、時間短縮(週3日出勤)で従業員給与を削減しています。更に、これまで就業規則で禁止していた副業を認めるというから驚きです。はやりの『ワークシェアリング』ということなのでしょうか。

外来の患者さんでも、一流企業に勤めているのに「残業がなくなって給与が減って困っている」といわれる方が居られます。「お金がない」という理由で病気の人や症状のある人が受診出来なくなる、いわゆる『受診抑制』が起こっているようです。お金が払えないから受診せずに、いよいよ病気が悪化してから医療機関を受診すると、病気も治りにくく、逆にお金がかかりすぎると言うことも起こってきます。「お金がないから1日3回の薬を2回に減らして飲んでいます」と言う患者さんが居られるのですが、病気が悪化して入院になったらどうしよう、と考えてしまいます。

その一方で、受診しながら医療費の支払いをしようとしない人たちが増えているようです。払えないのならともかく、中にはまったくお金がないわけでもないのに、支払おうとしない方も居られるようです。精神科病院だけでなく、いろいろな病院で『未収金問題』による病院収支の悪化・・・赤字になってしまうことが問題になっています。

そもそも精神科病院は、診療報酬が低く設定されています。日本精神科病院協会の調査の結果、東京だけかと思っていたら地方でも、人件費の支出だけで病院の収入の70%を超えている病院が増えていて、そうなってくると、どう経営努力をしても赤字になってしまうということです。

『理想とする医療』をすると病院がつぶれてしまう世の中です。今後も『実現可能な目標とする医療、上質な精神科医療』を行っていきたいと思っています。


松尾典夫

北九州市小倉南区の精神科・内科:松尾病院のホームページはこちら

松尾典夫 | 福岡 🌁 | 院長ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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